C:\WINNT>NET HELP USER
このコマンドの構文は次のとおりです:
NET USER
[ユーザー名
[パスワード | *
] [オプション
]] [/DOMAIN
] ユーザー名 {パスワード | *} /ADD
[オプション
] [/DOMAIN
] ユーザー名
[/DELETE
] [/DOMAIN
]NET USER は、コンピュータ上のユーザー アカウントを作成、修正します。
パラメータなしで使うと、コンピュータのユーザー アカウントを一覧表示します。
ユーザー アカウント情報は、ユーザー アカウント データベースに格納されます。
このコマンドは、サーバー上でのみ使えます。
ユーザー名
追加、削除、修正、まスは表示するユーザー アカウントの名前を指定します。
ユーザー アカウントの名前は、半角で 20 文字以内です。
パスワード
そのユーザーの アカウントに割り当てる、または変更するパスワードを
指定します。パスワードは、NET ACCOUNTS コマンドの /MINPWLEN パラメータ
で設定された最小の文字数を満たしていなければなりません。パスワードは、
半角で 14 文字以内です。
*
パスワードの入力を求めるプロンプトを表示します。パスワードは、
プロンプトに対する入力時には表示されません。
/DOMAIN
現在のドメインのドメCン コントローラ上でこの処理を実行します。この
パラメータがない場合は、ローカル コンピュータ上でこの処理を実行します。
/ADD
ユーザー アカウント データベースにユーザー アカウントを追加します。
/DELETE
ユーザー アカウント データベースからユーザー アカウントを削除します。
オプション
次のとおりです。
オプション 説明
------------------ ------------------------------------------
/ACTIVE:{YES | NO} アカウントを有効または無効にします。
アカウントが有効でないと、ユーザーは
サーバーにアクセスできません。既定値は
YES です。
/COMMENT:"テキスト" そのユーザーのアカウントに関する説明の
コメントを指定します (48 文字以内)。
テキストは二重引用符で囲みます。
/COUNTRYCODE:nnn ヘルプやエラー メッセージを表示する際の言語
ファイルに適用されるオペレーティング システム
のカントリ コードを指定します。0 は、
既定のカントリ コードを表します。
/EXPIRES:{日付 | NEVER} アカウントの有効期間の日付を指定します。
NEVER は、アカウントに有効期間を設定しません。
日付の形式はそのシステムの日付の形式の設定に
より異なりますが、既定は yy/mm/dd です。
年は 2 桁または 4 桁です。日付はカンマまたは
スラッシュ (/) で区切り、スペースは入れられ
ません。
/FULLNAME:"名前" ユーザーのフル ネームを指定します (ユーザー名
ではありません)。名前は二重引用符で囲みます。
/HOMEDIR:パス名 ユーザーのホーム ディレクトリのパスを指定
します。指定するパスは、存在していなければ
なりません。
/PASSWORDCHG:{YES | NO} ユーザーが自分のパスワードを変更できるか
どうかを指定します。既定値は YES です。
/PASSWORDREQ:{YES | NO} ユーザー アカウントにパスワードがなければ
ならないかどうかを指定します。既定値は
YES です。
/PROFILEPATH
[:パス
] ユーザーのログオン プロファイルのパスを
指定します。
/SCRIPTPATH:パス名 ユーザーのログオン スクリプトの場所を指定
します。
/TIMES:{時間 | ALL} ログオン時間を指定します。時間は、
曜日
[-曜日
][,曜日
[-曜日
]],時刻
[-時刻
][,時刻
[-時刻
]] で表し、時刻は 1 時間刻みです。
曜日は、英単語または短縮形です。時刻は、
12 時間制または 24 時間制です。12 時間制
では、am、pm、a.m.、p.m. を使います。
ALL は、ユーザーがいつでもログオンできること
を意味し、空白は、ユーザーがまっスくログオン
できないことを意味します。曜日と時刻は、
カンマで区切ります。曜日と時刻の組を複数指定
する場合は、セミコロンで区切ります。
/USERCOMMENT:"テキスト" 管理者がアカウントに対するユーザーの
コメントを追加または変更できるようにします。
/WORKSTATIONS:{コンピュータ名
[,...
] | *}
ユーザーがネットワークにログオンするときに
使えるコンピュータを 8 台以内で指定します。
/WORKSTATIONS に何も指定しないか、または *
を指定すると、ユーザーはどのコンピュータ
からでもログオンできます。
NET HELP コマンド | MORE で、ヘルプを 1 画面ずつ表示します。
C:\WINNT>NET HELP VIEW
このコマンドの構文は次のとおりです:
NET VIEW
[\\コンピュータ名
[/CACHE
] | /DOMAIN
[:ドメイン名
]]NET VIEW /NETWORK:NW
[\\コンピュータ名
]NET VIEW は、コンピュータ上で共有されている資源の一覧を表示します。
パラメータなしで使うと、現在のドメインまたはネットワーク内の
コンピュータの一覧を表示します。
\\コンピュータ名
共有資源を表示させるコンピュータを指定します。
/DOMAIN:ドメイン名
コンピュータを表示させるドメインを指定します。ドメイン名を省略すると、
ローカル エリア ネットワークのすべてのドメインを表示します。
/NETWORK:NW
NetWare ネットワーク上で利用可能なサーバーをすべて表示します。
コンピュータ名を指定すると、NetWare ネットワークの指定したコンピュータ
上で利用可能な資源を表示します。
/CACHE
指定したコンピュータ上のリソースのオフライン クライアント キャッシュ
設定を表示します。
C:\WINNT>NET HELP SYNTAX
このコマンドの構文は次のとおりです:
SYNTAX
コマンドの構文の表記には、次の規則が使われています。
o 大文字は、示されたとおりに入力しなければならない単語を表します。
小文字は、ファイル名などのように、可変項目の名前を表します。
o
[ ] は、コマンドに対して指定しても、しなくてもよい項目を囲みます。
o { } は、コマンドに対してどれか 1 つを指定しなければならない項目を
囲みます。
o | は、コマンドに対してどれか 1 つを指定しなければならない項目を
区切ります。
たとえば、次の構文では、NET COMMAND および SWITCH1 か SWITCH2 の
どちらかを入力しなければなりません。名前は、指定しても、しなくても
かまいません。
NET COMMAND
[名前
] {SWITCH1 | SWITCH2}
o
[...
] は、直前の項目の繰り返しを意味します。繰り返す項目は、
スペースで区切ります。
o
[,...
] は、直前の項目の繰り返しを意味します。ただし、繰り返す
項目は、スペースではなく、カンマまたはセミコロンで区切らなければ
なりません。
o 2 単語以上から構成されるサービス名は、コマンド プロンプトから
入力する際に二重引用符 (") で囲まなければなりません。たとえば、
NET START "COMPUTER BROWSER" と入力すると、Computer Browser
サービスが開始されます。